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2024年2月16日

耐震について

能登半島地震発生から約1ヶ月半が経ちました。倒壊したたくさんの木造家屋の映像を毎日のようにニュースで目にしました。ここ最近では、調査が進むにつれて耐震性の低い建物についての課題について、報道されることも多くなってきました。建築・リノベーションに関わるものとして、この耐震化は避けられない課題であります。

1.なぜ倒壊したのか?

報道では、やはり1981年(S56年)の法改正前の建物が倒壊した数が多かったようです。改正前では震度5、改正後は震度7を想定し、地震に耐えうるように設計されています。技術的な話は割愛しますが、震度6強を記録した今回の地震では当然の結果です。

木造の建物では激しい地震の揺れにより、変形が大きく、1階柱(特に隅柱)が土台から抜けたり、バランスを崩し、上階が1階を押しつぶすような形で倒壊した建物がほとんどのように見受けられました。これは、新しい法律では、土台と柱をボルトや金物で緊結することや筋交いを入れることなどが定められています。

2.耐震化が進まないのは?

地震大国日本では、以前から旧耐震の建物は問題視され、国民の命を守るためにも耐震補強をするか、建て替えるか、を求めていました。広島でも数年前には一斉に公立学校の耐震化を進んでいるのを目にすることがあったと思います。ただ一個人の住宅については、耐震診断、補強の補助金を設定して、進めてもらうように投げかけていましたが、なかなか目に見えない補強にお金をかける方は多くはありませんでした。補助金も10万円程度だったので、とても動機づけには至りません。

では、いざ木造戸建ての耐震補強するぞ!となってもハードルは高いです。まず診断も赤外線カメラみたいなもので、筋交いの位置などは判別できるみたいですが、結局のところ内壁または外壁を剥がしてみないとどんな補強が適切なのかは判断できません。やりながら考えながら補強していくことになるでしょう。となると「金額はやってみないとわからない、数百万はかかりそう。全体リフォームとすると新築するのと変わらないかも」言われれば、やっぱりやめておこうとなりがちです。

3.木造の耐震

耐震性があるとかないとか、気にしてほしい点は

〇屋根の重さ:瓦だと重く、金属屋根だと軽い。重い方が不利。

〇壁の量:特に1階の壁量は各方向に対して、面積に応じて必要な量があります。昔の家で南面が全部窓の広縁があるような家は危険です。

〇地盤:埋立地や昔は田んぼだったところは柔らかいので地盤の改良や補強が必要でしょう。

3.今後の心得と対策

今回の地震でも断層のズレが大きく影響しているそうで、全国のデータベースが公開されています.https://gbank.gsj.jp/activefault/

今後、中古物件探しをする方は、1981年法改正以降が望ましいとは思いますが、旧耐震の物件では木造戸建てであれば、耐震補強することを前提としての購入、鉄筋コンクリート造であれば壁式構造(5階建て以下)かラーメン構造(柱・梁がある)であれば耐震補強をする予定がある、している物件であることが望ましいです。

広島では、震度7は未知の世界ですので、自分事として考えにくいと思いますが、備えあれば憂いなしです。私共など専門家に相談し、理解して、どうするべきか考えておきましょう。

2024年2月6日

Lions Mansion Neo Classic

【販売物件】

RENOVATE MANSION シリーズとして、1980年代に建築されたライオンズマンションをリノベーションし、販売いたします。

広島では人気のライオンズマンションシリーズ。1980年代バブル期あたりから広島でも立地の良いところに多数建築されています。ライオンズマンションと言えば、エントランスに飾られているライオン像。実はマンションによって、顔が少し違うとか。中古物件としても外壁は塗装の物件が多い中、タイル張りの仕上げで重厚感のある趣です。

今回はその一室をリノベーションします。コンセプトは、

「Lions Mansion Neo Classic」

弊社では、古き良きライオンズのイメージも踏襲しつつ、現代的にアレンジを加えていきたいと考えていきたいと思います。

3月初旬着工~4月下旬竣工予定

詳細は3月以降にHPおよびインスタにて公開いたします。

2024年2月3日

リフォーム会社との違いは?

ご相談に来られたお客様から「○○リフォーム会社との違いは何ですか?」という質問をいただくことがあります。ご自身が感じ取ることが最終的な判断となりますが、私たちの特徴をわかりやすくお伝えします。

以前に、「リノベーションはお客様の要望を聞いて業者が作るから、どこに頼んでも同じなのでは?」という意見をいただいたことがあります。おそらく、「Aリフォーム会社と何が違うのか?」の疑問は、この点に集約されているのかもしれません。

確かに、お客様の要望を聞いてリノベーションするのは大切な一環です。しかし、リノベーションは単なる要望の受け渡しではなく、様々な要素を考慮して進める複雑なプロセスです。弊社は建築の専門家として、これらの要素を総合的に編集し、提案いたします。

トイレやキッチンの単純な取替えなどは、建築的な知識が乏しい場合でも対応できるかもしれませんが、複雑なリノベーションにおいては、要望をもとに現地調査、編集、図面化、現場調整管理などが必要です。

多くのリフォーム会社は営業マン主体で、単なる要望受け渡しに留まりがちです。しかし、弊社は営業会社ではなく、ものづくりや建築を志向しており、要望の先にあるものを考え、提案いたします。細部へのこだわりや美意識も重視しています。

それゆえに弊社HPの事例は、要望の単純な足し算では完成したものではありません。営業会社ではなくものづくりの会社として、お客様のわからない部分や気づかない細かいところも頼まれずとも作りこむことを心がけて完成したものが実例となり、またその事例に共鳴共感してくださった方々にご依頼をいただいております。

これらをふまえ、最終的には、HPの事例や他社の事例などを比較し、ご自身が求めるものを検討していただければと思います。 私たちの提案がお客様に共鳴し、理想のリノベーションを実現できることを期待しております。

2024年1月31日

ショールーム帰りに立ち寄りたい本川町おすすめパン屋さん

2024年もはじまり1カ月過ぎようとしています。
新しい年に入り、ショールーム見学していただくお客様が増えております。
ありがとうございます。

 

さてスマートワンデザインのショールームは広島市中区本川町にございます。
本川町には魅力的なお店やスポットがたくさんあるのでブログで毎月少しずつご紹介していこうと思います。 是非スマートワンデザインショールームにお越しの際に立ち寄っていただければと思います。

 

今回ご紹介するのが当社から徒歩1分!!
MISAKI BAKERY(ミサキベーカリー)さんです。
スマートワンデザインのスタッフもお仕事中のランチによく買いに行かせてもらっています。

白い壁が印象的なお店で入り口は1歩中に。

ドアを開けて中に入ると、インテリアがおしゃれで雰囲気のいい店内には焼きたてパンのいい香りがしてたくさんのパンがずらりと並んでいます。

スタッフさんに希望のパンを注文して購入するスタイルのパン屋さんです。
たくさんの種類があるので本当に毎回何を買うか迷ってしまうのですが、この日はツナとキャロットラペのバケットサンドとスコーンを購入。

 

バケットサンドはかなりハード系なパンですが、本当においしくて食べ応え満点!

パンはもちろん中の具材もパンと合う絶妙な味付けですごく美味しいんです。

スコーンは外側はサクッと中はふんわり。私比ですが今まで食べた中で一番おいしいスコーンです!
ハード系のパンだけでなくカヌレやキャロットケーキの焼き菓子系も本当に美味しいおすすめのパン屋さんです。
*写真は許可をいただいて撮影させていただきました。

 

MISAKI BAKERY(ミサキベーカリー)
住所:広島市中区本川町2-1-13 和光パレス21 1F
営業時間:毎週水曜日~土曜日 10:00~18:00
MISAKI BAKERY のInstagram

とても素敵で美味しいパン屋さんなのでショールームにお越しの際の立ち寄りにおすすめです。

 

スマートワンデザインショールームでは随時ショールームの見学、個別相談の受付をしておりますので、お気軽にお問合せください。

お申込み、お問合せお待ちしています。

お問合せフォーム

2024年1月24日

店舗改装着工しています。@海田町

今日は市内でも雪のちらつく寒い日ですね。
年明けから海田町で店舗改装が始まっています。

10坪程度の広さで子供用品店のお店になります。隠れ家的な店舗を目指して、ただいま大工工事進行中です。

1階のテナントを改装します。まだ解体前です。

住宅のリノベーションが多い弊社ですが、店舗などのデザイン・工事もご相談いただけますのでお気軽にお問い合わせください。

2024年1月13日

S邸 東京から広島へ

お仕事で東京在住だったS様。コロナ禍を経て定着したリモートでの働き方が可能な会社にお勤めで、ご夫婦共に広島ご出身ということもあり、昨年から広島で物件探しを始めました。

物件探しで出会った物件の一つ

GWなどの長期休暇時に内覧したり、リモートで内覧したり、工夫しながらのご案内でした。

最終的に購入した物件

最終的に立地や価格、広さを総合的に判断され、物件が決定しました。設計のお打合せはリモートやグーグル共有フォルダを活用しながら進めていき、設備機器については、東京のショールームでご確認いただき、決めていきました。

解体途中

内容としては、スケルトンにし、基本的に間仕切り壁、設備配管は全て取り替えるようしました。

間仕切り施工途中
これから天井にモルタルを塗る

間取り図は伏せておきますが、S様はご夫婦とお子様1人の家族構成なので、間取りとしては、LDK、子供部屋、主寝室、ワークスペース(書斎)とトイレ、洗面、浴室、ウォークインクローゼットの構成です。前述したようにご主人が東京の会社勤務でリモートワークなので、個室としてのワーススペス(書斎)を設けているのが特徴的です。以下、完成写真です。

リビング側からダイニングを見る。正面は造作ベンチと収納
左からキッチン、洗面(ルーバー建具)、廊下(ガラス建具)、ウォークイン
ダイニングからリビング。右側引戸がワークスペースへ、左側引戸がウォークインクローゼットへ
モルタルとタモ集成材を組み合わせた洗面カウンター、鏡はS様が持っていたアンティーク鏡
廊下、玄関(土間モルタル)、照明ブラケット

全体のデザインとして、グレーとベージュをベース色とし、統一感を出しました。床は玄関からLD、個室とウールカーペットを敷き詰めています。肌触り良く、高級感もあります。またカーペットは遮音性もあります。壁は写真ではわかりづらいですが、淡いグレーのクロスです。天井を貼ってあるところはオフホワイトのクロス、LDはモルタル塗りとし、間接照明を配しました。

統一感のある内装に仕上がったので、これから家具を置かれるとS様らしい住まいの完成です。

S様のように、東京や大阪などの県外から広島への転勤、移住をお考えの方のリノベサポートも多くさせていただいております。

個別相談は随時お受付しておりますので、お問合せフォームよりお問合せください。