リノベーションの打合せをしていると天井の仕上げをどうする???というタイミングがあります。

弊社の事例の中で多いのは既存躯体のままの仕上げ。また、フルリノベーションになると天井も解体してしまうので多くの方が天井をそのまま作らず天井高を上げることが多いです。

今回の現場では元々は和室とダイニングで半分に分かれていたため既存の躯体の“表情”が違います。
このような場合、そのままだと違和感が出てしまうので、リビングの天井は薄塗モルタル仕上げにしていきます。

しかし、そのまま薄塗するのではなく下地調整は必要で、もともと和室の部分は不陸(凹凸)が大きいためそれを削っていきます。逆にクロスだった部分はパテが残っているためそれらを削っていきます。簡単そうに見えて実はとても手間がかかる作業なのです。

仕上がるとこのような感じ。
場所によって濃淡が出るのがクロスや塗装とは違う素材感です。
モルタルの素材感がお好きでない方はこの上に塗装するとよりきれいな印象になります。

リノベーションでは壁や床に目が行きがちですが天井の仕上げについても、トータルで考えてみると程よいインテリアのアクセントになるかもしれませんね。