2023年3月17日
鈴が峰の現場からのレポートです。
なかなか古いマンションで取り合いが難しい現場ですが、順調に大工工事が進んでいます。
キッチン周りにはモルタル仕上げ、タイル仕上、ステンレス仕上げと素材が色々と重なってくる部分もあります。それぞれ仕上げの厚みが異なるので考えながら下地での調整しなければなりません。
こちらは下の階(メゾネットタイプなので上下階あるのです!)のウォークインクローゼット。
入り口はアーチ開口になってます。最近のスマートワンデザイン事例でも多くなってきました。円形が部屋の中に入るだけで少し印象的な開口部になりますね。
少しだけお話ししますと、アーチ開口って西欧建築に多い開口部なのですが、古代ローマの時代からある歴史のふか~い形なんですよ。電気のなかった時代に部屋の中になるべく自然光の明るさを取り入れるよう開口部を少しでも大きくするために考えられたつくりなのだとか…昔の西欧建築は石で作られる組積造建築なので円形に積むことで上部からの圧力を上手く横に逃がし崩れないような構造的にも考えられた形になっています。
…とこれ以上説明するとマニアックで長くなりそうなので気になる方は歴史も調べてみてください!
引き続き工事はすすんでいます。