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今回は、リノベーション工事の前座プロセス ~現地調査編~です。

現地調査というと、図面を描くために実際に現地へ赴き、寸法を測るというのは何となく想像できますが、実際はどんなポイントを見ているのでしょうか?

 

簡単にまとめると、スケールを使って寸法を測る作業に加えて、構造上解体が出来るのか、また、リノベーションをするのに支障がある箇所は無いかどうかを実際に目で見てチェックをしていく作業です。

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たとえば、中古マンションには天井裏や床下などの見えない部分を点検するために点検口が付いていることが多く、現地調査では写真のように点検口を開いて、天井のふところ(上階の床までの空間)の寸法を測る作業を行います。

その空間を削って、天井高を上げることが出来るかどうかも確認します。

 

また、水回りの移設を伴う計画の場合には、排水経路の確認が必要です。

そのうちの一つがトイレの排水。

床下なのか床上なのかで、トイレの移設できる範囲が影響してきます。

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写真は床上排水で、この場合は現状の位置からはあまり移動できません。

 

このような感じでチェックしていきます。

普段の生活ではあまり出番のない箇所も、リノベーションをする上では大切な要素の一つなんです。