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図面や見積もりでは、当たり前ですが「無垢フローリング貼り」と書いていて文字だけです。

しかし、現場で施工する大工さんは無垢のフローリングを扱うとなると、難しい調整をしながら貼っていかなければなりません。無垢の木なので、その木の性質や環境・湿度等により、微妙に大きさが異なります。幅が120mmや90mmと箱に書いてあっても、実際のものは121mmや89mmと差があるものもあります。そういうものを貼ろうとすると、少しずつ隙間を微妙に調整しながら貼っていかなければ、うまく貼れません。写真にある緑のスペーサーを挟み、名刺1枚分程度の隙間で調整していきます。また、今の季節は湿度が高いので、わずかですがフローリングは膨れた状態です。これが、冬になると乾燥して縮んでいきます。なので、フローリング同士も隙間は空けるのですが、壁際も隙間を空けて貼っていきます。

お引渡し後も床が反ったり、床鳴りがしないように注意しながら貼っていくので、気を使う工程ですね。