2012年7月21日
リノベーションに関する雑誌などで、よく見かける黒板塗装。DIYで、お施主さま自身で、やりましたっていう記事をよく見かけると思います。スマートワンのお施主さまもご自身でされた方がたくさんいらっしゃいます。 その事例とDIYでの施工方法をレポートします。
上の写真はS邸の子供部屋の建具に黒板塗装をした事例です。 建具はこちらで、特注で用意して、それを下地に塗られました。建具は木で作っていますので、シーラー材を1回塗って、黒板塗料を塗られたそうです。きれいに塗られてますよね~。 そして、次はM邸。壁に塗った事例ですが、ブラスターボードに塗るので、ビスやジョイントは、職人さんにパテまで、施工してもらいました。パテは一般の方でもできないことはないのですが、やはり、そこは職人さん。平滑するのは、当たり前ですが上手です。
この下地をもとにお施主様自身で塗られました。それが、下の写真。こちらも上手です。上の方はカレンダーを書いて、うまく利用されています。いいアイデアですね。
このように壁や建具などに塗ることで遊びのあるお部屋になっていると思います。では、道具は何をどこで買って、どのように施工すればよいか。
これから説明いたします。
★ 準備するもの
● 黒板塗料 ● 塗料を移すプラスチック容器 ● 刷毛またはローラー ● テープ付養生ビニール、マスキングテープ ● サンドペーパー(木下地の場合、必要) ● シーラー(木下地やコンクリート下地の場合、必要)
これらはすべて、インターネット販売もされてますし、最寄りのホームセンターや東急ハンズでも販売されています。黒板塗料だけは、販売されていないホームセンターもあるので、あらかじめ確認にしてから買いに行くのよいと思います。
★ 施工手順
1. 塗る壁面の周囲をテープ付養生ビニールやマスキングテープで養生(床や他の壁が汚れないように)します。
2. 木下地の場合は、サンドペーパーを軽くかけます。穴や隙間などパテが必要な場合はパテをしてサンドペーパーをかけます。
3. 木下地やコンクリート下地の場合はシーラーを塗ります。そうすることで、仕上げ塗りのムラを軽減できます。
4. 黒板塗料を塗ります。できれば、1回塗って、乾燥させて、もう一回、合計2回するとよりきれいに仕上がります。
5. 最後に養生を取って、完成です。
施工時間は、面積にもよりますが、だいたい3時間前後みておけばできるのではないかと思います。ということで、私自身も自宅でトライしてみました!兄弟それぞれの部屋を仕切るパーテーション的なシナベニアで作られた間仕切りに小2の息子と施工しました。携帯写真なので、多少のピンボケはご了承ください。
子供は刷毛で好きなように塗っていますが、できれば垂直方向に刷毛を動かした方がよいと思います。そして、部分的に塗って乾燥させることのないように一様に塗るのがポイントです。
完成した後の写真はこちら。
材料が足りず、1回塗りで終えてしまいました。。。刷毛塗りだと刷毛目にチョークが残りやすいので、消したあと、どうしても白っぽく残ってしまいますが、2回塗りされれば、少しは改善されると思います。チョークの粉が気になる方は、東急ハンズに粉の出にくいチョークっていうのも販売されてますので、調べてみてください。
やってみての感想は仕上がりはどうであれ、子供たちも自分ですることで愛着の湧く部屋になりました。この壁はこの小2の次男坊の壁面、約4㎡くらいの大きな壁です。友達が遊びに来たときには、みんなでお絵かきをしたりして遊んでいるようです。 流行りのインテリアの一部っていうことだけでなく、プラスαの生まれるDIYだと感じました。
ご興味のある方は、ぜひトライしてみてください!!!