牛田の現場です。造作工事も終わり、続いては左官工事です。まずはモルタルを打設して軽くならした所です。表面がザラザラですね。この状態から水が引くのを待ちます。夏場はすぐに乾きますが、冬はなかなか乾かないので焦らずに待ちます。「待つだけ」と言うとじれったい感じがしますが、仕上げのタイミングを見分けてくれています。(待つ間、職人さんと世間話をするのも楽しみの一つなんですけどね。)Exif_JPEG_PICTURE

水が引くと、いよいよ金ゴテで仕上げていきます。気持ちのいいくらいに滑らかになっています。熟練された技術で仕上げていただきました!Exif_JPEG_PICTURE

ふと思ったのですが、左官という職業があれば、右官という職業はないのだろうかとは思いませんか?実は、右官という職業は過去に存在していたみたいです!

いろいろな説があるみたいですが、その中の一つは家を建てるの現場には、棟梁と左官と右官がいました。棟梁は全体の統括(総合責任者)して、左官は土関連の仕事を担当。そして右官は木関連の仕事を担当していました。つまり、右官は大工さんのことです。しかし、棟梁が大工を兼ねるようになり、右官という呼び方は廃れていったみたいですね。

監督 森保